ここ最近、外国からの訪問者──いわゆるインバウンドの方々が、再び日本を訪れるようになりました。
そして、その中で感じるのは、「所作」や「姿勢」といった“目に見えない日本文化”への静かな関心の高まりです。
華やかな観光地やアニメ文化、美味しい食べ物に加えて、
日本人の立ち方、座り方、挨拶やお辞儀、歩き方に、特別な美しさを感じる人が増えているのです。
それは、わたしたちがあたりまえにしているつもりの「所作」が、
他の国から見ると、とても洗練されていて、心地よいものに映るからなのだと思います。
日本の所作は、目立つためのものではなく、周りとの調和を大切にする文化から生まれました。
空間を乱さないこと、音を立てすぎないこと、言葉よりも“間”で語ること。
これらはすべて、身体感覚に根ざしています。
つまり、「姿勢」が整っていなければ、美しい所作は生まれません。
だからこそ、わたしは“姿勢家”として、こう考えています。
日本の所作は、インバウンドにおける真の魅力として、これからますます求められる、と。
文化体験としての所作、身につける技としての姿勢。
それは、ただの観光ではなく、訪れた人の人生に何かを残す“静かな衝撃”になる可能性があります。
そしてそれは、同時にわたしたち自身が、忘れかけていた「日本人の身体の知恵」を、もう一度思い出すきっかけにもなるでしょう。
派手ではないけれど、
深くて静かで、美しい。
そんな所作の文化を、日本から世界へ。
わたしは、そのお手伝いをこれからも続けていきたいと思います。
立芯《旅する姿勢家》
わたしの公式LINEでは、日本の所作や姿勢の本質を、現代の感覚で伝え直す学びをお届けしています。
外国の方に姿勢や所作を教えたい方、ご自身の所作を深めたい方は、ぜひご登録ください。
日本に息づく静かな身体文化を、あなた自身の芯から育てていきましょう。
