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「鉄の凡人」にならないために

シンプルな站椿功で身体を練る。

そのもっと昔には12の動物の動きを基にした動きがあったことを聞いたことがあります。

にも関わらず、

その動物のような動きをまるまるなくして、站椿功に特化した拳法が存在します。

そこの経緯や歴史などは全てを把握などしていないので詳細は分かりません。

ここからは、個人的な解釈です。

シンプルになった結果から想像するに、色々と技術を覚える前にまずは身体を作ることが第1。

そのような流れのように感じます。

パソコンで例えるなら、

最初からソフトを求めるのではなく

まずはハードの性能を上げることを求めた結果ではないかと推測出来ます。

しっかりと立てていないのに、

言い換えれば幹を太くしていないのに、

枝葉を伸ばしても意味がない。

ただこの考えは現代だけのものでもなく大昔の時代でも、

同じことが起きていたという話を人伝てで聞いたことがあって面白いなと思いました。

いつでも人はコツや秘訣をすぐ求める傾向にあるのかと。

中田敦彦さんが動画に出していました、「鉄の凡人」ですね(笑)

しかし、

本質を知るためにはまずは身体を練る。

本来の野生の感覚を取り戻す。

その上で動物の型を行うことは

理に適っていると思います。

しかし、

派手な動きが残っていては

どうしても目が移ってしまう。

だからこそ、

動きを極力無くしてシンプルにする。

大事なものが必ず残るように。

站椿功は本当に信じてやり遂げる覚悟がいる。と昔の文献に書いてあるそうです。

後悔しないこと。

立つということに、

信頼を置くこと。

信頼を得るためには、

その力を信じるに値するものを

見せる必要があります。

本当に大事なものは簡単で、

それでいて大事には見えないもの。

例えば

人の基本的な重心の移動

前後左右上下

これを知るだけで、

知らない人との差は天と地ほどある。

ある意味、

奥義的なもの。

この系の会話は

徹夜でも話せるくらい面白い。