アルケーはロゴスなりの誤訳でもあるかも知れないはじめに言葉ありきという好きな言葉。本当の意味はよく知りませんが、自分なりに言葉について思うことを書きたいと思います。
芯を通した身体感覚。
それを誰にでも伝えられるようにするためには、先ずは言語化することが必要になります。
誰にでも理解出来るようにとは、即効性を求めているアスリートのみならず、老若男女誰にでも出来たらと思うものです。
それも初歩のものではなく、奥の奥までも。
それを最初から伝える。
そうすることによって、
その会得したものが時間を掛けることによって際限なく伸びていきます。
これまで数々の達人が言葉や本等を残してきました。
これらの思想や信念を読むことは大好きな部類です。
しかし技術書として様々な本等を読んだ感想としては、何を書いているかさっぱり分かりませんでした(笑)
映像で話していることも分からず、会ってみて技を受けてもやはり分からない不思議なもの。
これが本音です。
要は自分の到達レベルがそのレベルまで達していないものは受け取ることが出来ない。
ただそれだけのことだったのです。
書いてあることが分かるようになったのは、だいぶ後になってからのこと。
けれど少しはその難しかった部分について理解できるようになったとき、一つの疑問が生まれました。
なぜこんなにも分かりにくく書くのか?
もっとこうしたらいいのにな、という改善点が浮かんでは消えモヤモヤしていました。
分かる人には分かる。
そんな表現方法がほとんど。
そんな簡単に種を明かす訳にはいかないという事情もあるでしょうが、それにしても分かりづらいもの。
その上、
分かってしまうとその表現方法は
理解出来る様になりますが、そうなると勉強にならない。
それは、
答え合わせになるイメージです。
自分の求めている感覚としては、そうではありませんでした。
知らない時に今知りたい。
知りたいという意識と
伝えたいという意識が
ちょうど重なり合う場を創りたいと思います。
真に伝えたいと思うならば、読んだり聞いたり体験した時点で会得してもらいたいと本気で願っています。
そして、
そこからをスタートとして時間をかけて磨き上げて欲しいと考えます。
そのためにはまずは言葉を磨きに磨く。
感覚を言葉に落とし込み、
一つ一つの道筋を繋げていく。
背中を見てついてこい!
ではなく、
言葉ありきで全て渡す。
その上で、
一緒に楽しみましょう!
そんなスタンスが
性に合っている。