人生100年時代の最適解をスポーツコーチングという視点からお伝えします。大切なものは『呼吸』『姿勢』『型』の3つとお伝えしました。第5回ではこれらを伝える上で1番大切なマインドセットをお伝えします。
スポーツなどのコーチングを行う上で1番大切だと思うマインドセットをお伝えします。
それが
「超長期的目線の獲得」
です。
長期的に健康体であることを最上と認識します。
そう覚悟すること。
これには世間の反発を喰らうことがややあります。
何かしらの制約がありやすい現代社会。
何年以内に、
何ヶ月以内に、
何週間以内に、
何日以内に、
短いと何時間以内になど
結果を出させたい
結果を出したい
短期的な目標を作ること自体は悪いことではないです。
ただし、
それが一通過点であるならば、
です。
その短期間で無理な酷使をした結果、その後の長い人生に支障が出るならばそれは全力で止めたいことの一つです。
怪我を前提に教えることは、身体のことを知らない証拠。
人に伝える立場であれば、それ位の気概を持って伝えて欲しいと思います。
本来の身体は幾つになっても健やかであることが通常です。
この身体には様々な可能性が埋もれています。
スポーツトレーナーのような指導者にはその可能性を信じ、その身体を体現し、個々にあった指導をすることを強く望みます。
そのために超長期的目線は欠かせません。
このトレーニングが3年後や10年後に本当に身になっているか?
こんな問い掛けを常に行って下さい。
コーチングをした相手は
笑っていますか?
身体が自由に動いていれば自然と笑い、ずっと動きたくて仕方がなくなるはずです。
生徒さんは動くことが楽しそうですか?
呼吸、姿勢、型
何処を切り取っても美しい所作の獲得。
それには超長期的目線があればこそ到達し得る場所だといえます。
共に伝える立場として良いモノだけを伝えていきたいですね。
これは第1回に繋がる話ではありますが、その過程は出来るだけ自分より身体のことを本質から解る人に見てもらうことが良いです。
そうでなければ知識としてだけの身体の使い方では、人によって負荷が掛かるところが変わったり、そもそも本質的な意味合いが違う可能性があります。
なので身体で証明出来ることが1番。
やって見せる。
そんなトレーナーが増えると本当に嬉しいです。