最小の動きで、最大のエネルギーを出力する。どんな世界の話でも誰もがそんな現象を求めているのではないでしょうか?そんなことについての答えの一つを書いてみたいと思います。
暑い日が続く中で、快適な所で動く時と暑い中で動く時とでは運動エネルギーの消費量は大きく変わります。
その時に、
必要なエネルギーを省エネで作ることができれば、こと生活を送る上で大いに役立つのではないでしょうか。
このことが身体の中で出来るようにする為には何をすれば良いかを考察してみました。
まず何もしない。ということが一番よろしくありません。
エネルギーは使われないかもしれませんが、次に繋がらず、動きたいときに動くことが出来なくなります。
車やバイクのように、しばらく動かしていないと中が錆びついてしまうイメージだと分かりやすいかもしれません。
適度に運動することが、身体の代謝を良くする上でもとてもバランスが取れています。
その上で、
省エネにも関わらず、大きな力を出すためにはどうすれば良いか。
それは、
全身全てを少しずつ稼働させること。
このことについて
更に深く掘り下げたいと思います。
全身を全部少しずつ稼働させる。
言い換えれば、局所的な力は極力使わない。
使ってしまうと、その部分で事足りてしまうため、全身を使わなくなります。
脱力ともまた違うものです。
例えば物を持ち上げるとします。1箇所を100パーセント使って持ち上げるのではなく、各箇所を30パーセントずつを
7、8箇所くらい使って持ち上げる。
総力的にはこちらの方が大きくなります。
しかも負荷が減るので、疲れにくく痛めにくい。
武術的には、相手に対応されにくいという利点もあります。
リラックスという言葉の意味の一つとして、力を抜いたら必然的に全身が連動するようになります。
元々身体は連動して運動するように出来ていると考えます。
極度の緊張状態を解放させることで、パフォーマンスが上がるのではないでしょうか。
ただ、
全部の力を抜くことではないので、そこの加減を巧く調節する必要はあります。
ですがそんな体の使い方を知れば、疲れにくく、楽に動け、さらに大きな力を出力することが出来る夢のような身体操作が可能です。
ぜひ一度は体験してもらいたいと思います。