「千里の道は一歩から」という好きな言葉がありますが、その第一歩の重さは歳を取るに連れて重くなるという実感がありませんか?このことについて、なぜ第一歩目が重いのか、またどうしたら軽やかに一歩を踏み出せるのかについて書いてみたいと思います。
先ずは歳を取るに連れて第一歩目が重いと感じる理由について個人的に思うことがあります。
第一歩目というものは、挑戦と言い換えると分かりやすいかも知れません。
子供の頃に比べて挑戦することが明らかに少なくなる。それが大人になるということだということが挙げられます。
毎日の出来事が初めて尽くしの子供の頃に比べて、毎日の生活が基本的にはルーティン化していませんか?
何事にも習慣化という言葉を当てはめられると思っているのですが、挑戦するということ自体にもそれが当てはまると考えます。
気楽に挑戦を続けてきた人はまわりが想像する以上にフットワーク軽く挑戦し始めます。逆に挑戦自体をそもそもあまりやって来なかった人ほど始めるまでに時間が掛かる傾向があるように思えます。
性格ということもあるでしょうが、環境の影響も大きい気がします。
また習慣化を考慮した上で、軽やかに一歩を踏み出すにはどうすれば良いか。
それは途轍もなく小さな一歩(挑戦)を積み重ねることだと提案します。
どれだけ小さなものだとしても、0か1では天と地の差があります。
そして小さな一歩を積み重ねることが出来れば、振り返った時に遠い所まで自身が進んでいることに気付くでしょう。
挑戦をしたいという心が少しでもあるものならば、いきなり全力で頑張らなくても構いません。むしろやりたい気持ちをあえて抑えて小さい一歩を積み重ねることを強くお勧めします。
そうすると、先に行きたい気持ちがあるにも関わらず進むスピードを緩めることにより気持ちがより強くなる傾向があります。
そんな時にその行動の純度が高まります。
純度が高まれば、時間の概念もどんどん無くなってきます。四六時中そのことばかり気になってしまい、行住座臥稽古になるという言葉のとおりになります。なってしまいます。
そうなればモチベーション問題なども何処へやらです。
初動がなぜ重いのかその原因を客観的に眺めてみる。その上でやりたい気持ちがあるならば小さく軽やかに始めてみる。
その先は気分で決める。
その位の温度感では如何でしょうか。
違うなと思えば、好きな時に辞める。それも一つの手。
今回は精神的な話にはなりましたが、肉体でも同じことが言えます。
それもまたいつか書いてみたいと思います。