どんな世界にも頂上に立ちたいという猛者はいるとは思います。ただその到達点というものは幻想でしかないのかなと思うところがあり、それを書きたいと思います。
到達者
この単語はとても魅力的なフレーズであり、誰もが一度くらいはそんな領域を求めるのではないでしょうか？
他に違わず僕もそんな領域があるかもと思っていた時期もありました。
どんな世界においても頂点であり、その景色を死ぬ迄に見てみたいと思っていました。
ただ本物だと心底思える様な出会いを経て、それは幻だったのだと良い意味で衝撃を受けました。
武術の世界において、幸運にも達人と呼ばれる域の方に出逢うことが出来た時のことです。
達人とはまさに到達者そのものであり、思考の範囲を遥かに超越した存在でした。
その方が言うには、
日々成長することが楽しくて仕方がない。
そして未だ師には遙か及ばない、と。
そんな何気ない会話の中から、死ぬ迄発展途上なのだなという衝撃を受けました。
いつまでも追い求め続ける者。
それはまさに追求者。
探究者とも呼べるかも知れません。
そりゃその域に達する筈だと思うと同時に、どこまで登って行くのだろうと気が遠くなった事を今でも覚えています。
死ぬ迄積み重ねて、楽しみ続ける。
そんな人生を送る。
その時にそう決めました。
引退や隠居というものがない世界。
ただただ楽しみながら向上していく優しい場。
そんな居場所をこれからも拡げていきたいと思っています。
それには
先ずは身体を創り上げること。
それが１番の近道。
大和の姿勢講座では、本質だけを濃縮してお伝えしたいと思います。
