身体的自由

対策の先にあるもの

以前2種類の対策についてブログを書いている時に、ふと運動でも同じことが言えることに気がつきました。このことについて話してみたいと思います。

怪我をしない対策。

負けない対策。

100%出し切るための対策等々。

勝負事において、勝つために色々な研究をする。

それはとても楽しく充実する時間だと推測されます。

しかし、

アスリートあるあるだと思うのですが上の世界に行けば行くほど自分の思い通りにならないことが多い。

そんな経験はないでしょうか。

対策がバチッとハマればいいですが、相手も死ぬほど対策してことに臨んでいる。

ほとんどは思い通りにならないことが多く、そこからは想定外同士の競い合いになることがよくあったように思います。

そこで想定外が起きた場合の対策もやっておくとより有利になりやすいです。

要は、自分が敢えて不利な状況に陥ったときを想定して対策する。

例えば、

身体が動かないくらい疲弊している状況、力やスピードが明らかに足りない状況、怪我をしてしまった状況等々。

あらゆる想定を考察し、想定外を極力なくす努力をする。

限りなく想定外をなくす。

そこまでして初めて、

あとは野となれ山となれ。

人事尽くして天命を待つ。

そしてただただ楽しむ。

そんな境地を楽しめる様になると考えます。

そんな境地になれば、買っても負けても得られるものは多い。

それでも負けるのが嫌いというならば、肉体と精神の限界を超えた先を見ることがあります。

その世界は心技体の上にあるものです。

ただ

肉体の限界は超えると怪我や故障に結び付きやすく、精神の限界はトラウマにもなりかねない紙一重の世界。

その様な紙一重の博打のような世界に行かないためにも、想像を駆使した対策が大切になると考えています。