帰り道を考えるということを、少し深く言うならば生きて帰ってくるということに繋がります。この考え方は、実際のお出掛けのようなものだけでなく様々な世界でも共通のものなのでこのことにつきて書きたいと思います。
何処か旅行に行く計画をする時に、大概の人は帰りのチケットを購入してから旅行先に行くのではないでしょうか。
行き当たりばったりの自由奔放な旅などでなければ、帰る時間も場所もある程度明瞭になっていることでしょう。
これはとても重要なことだと考えます。
なぜならば帰ることが出来ないということは、例えば砂漠や森の中では死をも意味するからです。
冒険心旺盛というものは、ある意味危険な状況と隣り合わせです。
必ず帰ると言って帰ってこなかった者は歴史上かなりの数になるとは思います。
現代においても、生きていることが当たり前ではありません。
一本道を間違えていなければ、助かっていた生命も少なくないのではないでしょうか。
そこで重要だと思うことは、行動するにしても挑戦するにしてもちゃんと帰り道は考えておいた方が良いです。
要は最低でもB案は考慮しておき、C案D案などあればいざというときに対処出来るかも知れません。
日常生活においても、商売という世界においても、武術の世界であっても、災害時であってもです。
ちゃんと帰ってくるという約束は、気がその様に廻り始める。
なので、
何かを始めるにも無謀にも前にだけ突き進むことはあまりお勧めはしません。
ちゃんと帰り道、帰る方法を考えていて初めて堂々と前に進む事をお勧めします。
これは護身にも繋がるとても大事なだと思います。