若い時に比べて偏ることをしなくなりました。全てはバランス、そんな言葉も今ではとても重要視しています。自身においても、心と身体のバランスをとることを常に心掛けています。このことについて、もう少し詳しくお話ししたいと思います。
心身が不調の方に特に知っておいてほしいことなのですが、どちらかを治そうとしても中々好転しなかった経験はありませんか?
心を元気にしようとして、無理に明るく振る舞っても、ストレス解消として怒ったり泣いたり笑ったり、その物事をプラス思考で考えたりして良くなりましたか?
身体を元気にしようとして、筋トレをしまくったり、とにかく汗をかいて運動して程良く疲れるものの、根本原因の心にはしこりが残ったりしたままになってはいませんか?
お勧めの順序はありますが、やはり心身は二つで一つ。両方とも問題を解決する必要があると考えます。
両方とも良くない状態にしておくことはもっての外ですが、片方だけ良くしたとしてもやはり悪い方に引っ張られてしまう。
経験上そんな気がします。
精神的なストレスを解消するには、ストレスの元を解決すべきです。
理想を言うなら「在るが儘」に生きる。
これにつきます。
我慢や忍耐でその原因を解決せずに耐え続けるということはお勧め出来ません。
心にしても身体にしてもです。
昔腰痛を患った時、お医者さんにこれは一生治らないよと言われた時のことを今でも覚えています。
でも僕は一生この痛みを持ち続けて暮らしたくなかった。
その一心で、身体感覚を改善し今では痛みなど無くなり、日々健やかに過ごせています。
此処で言いたかったことは治ったことが良かったということではなく、痛みをそのままに我慢し続けた先に今の健やかな生活は保たれてなかったかもしれないということです。
身体に痛みがあれば、心もそれに引っ張られます。何かを始めようとしても、身体の不調を理由に自身も周りからも止められるでしょう。そうして自信を失い、ますます悪い循環が巡ってしまう。
心も身体も健康ですか?
もう一度深いところまで問い掛けてみて下さい。
何かこれまでの流れで我慢していることはありませんか。
良い時ばかりではないですが、悪い時ばかりでもないのが人生です。
心も身体もバランスを取りながら両方とも健やかに保つことをお勧めします。
最後に改善するお勧めの順番ですが、先ずは身体を健全にすることをお勧めします。そうすることにより、心も着いてくるようになります。
これについてはまた詳しく話せる機会にお話ししたいと思います。