皆さんの中には普段何気なく「立つ」ということを行っているのではないでしょうか?武術的に言えば、本当に機能的に立つということはとても難しく、先ずはそこから始めるべき事柄とも言えます。立ち方3年という言葉にもあるとおり立ち方の効能など話したいと思います。
- 立つに伴う良い状態とは?
- 良い状態の確認方法
- 立つから歩くに繋げる
- 外からは軽く、中からは軽やかに
人が立つことにおいてどんな状態が良い状態でしょうか。
その指標の一つとして、先ずは不動の身体になると良いと考えます。
具体的には直立不動で立った時に、片足を力ずくでも持ち上げられようとしても持ち上げられない状態のことを指します。
そのような立ち方の時、人は押されても引かれても崩されにくく、持ち上げようとしてもとても重い身体になります。
そしてこの状態で歩くことが出来ればなお良い傾向です。
しっかり立った状態で歩くことが出来れば、様々な動きに対して応用が出来ます。
スポーツなどを行うアスリート方のなんかには 特にお勧めできる立ち方です。
それでは、
持ち上がらない状態とは。
無駄な力が入っていない状態のことを指します。
持ち上げようと外部からの圧力が掛かろうとも作用されない芯の通った身体のこと。
その状態は非常に重く、
軽やかに動ける状態です。
本来、
人の身体は重いもの。
50Kgあったとして、
純粋に50Kgの水袋を想像してみて下さい。
それは軽く持ち上げられるものではありません。
人の足一つ持ち上げるとは、本来その上の身体も全て持ち上げなければならないのです。
本来の重さを作り、その重さを利用する。
いい状態で立てた先には様々な活用方法もあります。
では
真っ直ぐ立つためにお勧めする方法は
中国武術でいうところの【立禅】をお勧めします。
難しいことはさておき、
自然の中で真っ直ぐに立つことを行うと、先ずは気持ちが整います。
心身共に心地良いという感覚を養うともいえるこの練習法も、いつかお伝えする機会があれば幸いです。
なぜ立禅が良いのか?ということなどは、またこれから考察していきたいと思います。