膝を緩めるとは、膝の力を抜くのではありません。正しい姿勢に落とし込む結果、膝が緩む状態に成ることを言います。今回はこのことについて話したいと思います。
「よく膝を柔らかく使って」
という言葉を耳にします。
僕も良く使う言葉なのですが、最近どうやら僕の思う緩めると相手の緩めるの感性の違いが判明しました。
緩めるイコール力を抜くになってしまう人が多いことが今更ながらわかりました。
ダラっと膝の力を抜いても、素早く動くことも、力が漲ることも出来ません。
ただの脱力では連動もしなくなってしまいます。
ではどれば力強く、柔軟な膝になるのか?
それは身体の芯が真っ直ぐに立っていることを目指します。
そうすることによって、膝だけに重力という負荷が掛かることなく、身体全体がこの地球上に真っ直ぐに力が掛かるようになります。
そうすると、曲げれば反発する様に伸ばしたくなり、伸びたらすぐに縮む様に常に準備が出来ている膝の状態になります。
これを「通常運転」にする。
常にスーパーサイヤ人になった状態で、負荷をなるべく減らすことと同義になります。
言い方を変えれば、
膝を緩めたければ全身を緊張させる必要があります。
力を入れるとは別物です。
身体を一つのゴム毬のような状態にする。
そんなことを可能にする方法が
和立(やまとだち)になります。
急がば回れ。
昔の人は的を得た言葉を残しています。
僕も本当にそう思います。