行住座臥とは、歩くこと、止まること、すわること、臥す(横になる)こと、すなわち日常の立ち居振る舞い全てのことを指します。その中での臥すことについて健康的な生活をする為に大事なことを書きたいと思います。
和立とは立つことであり、その効能は多岐に渡ります。
それは行住座臥、日常の全てに通じるものになります。
歩く、
立つ、
座る、
横たわる。
この一つ一つの精度を上げることが出来る。
その中で横たわるについて考察してみたいと思います。
横たわるとは、要は寝ることです。
寝ることの精度を上げるとは?このことについて掘り下げたいと思います。
寝ることの精度が上がるとどうなるか。それは、すぐに眠ることが出来ることです。眠りながら身体がリラックスする。疲労回復の効果が上がる。深い眠りにつくことが出来る。呼吸が深くなる。
良い事しかありません。
では
寝ることの精度をどう上げるのかというと、その人の立つこと自体の精度を高めることから始めます。
そうすると立ち続けることにより本来の姿勢を取り戻すことが出来るようになります。
本来の姿勢とは、
身体のさまざまな箇所が無理をしていない楽な姿勢のことを指します。
その姿勢を会得すると、その姿勢のまま寝転ぶことが可能です。
良い姿勢とは無駄な力が入っていない姿勢のこと。
気持ち良い身体。
それは寝る姿勢でも同じことです。
具体的に言えば、背中全てが地面や床にくっついている状態のことを言います。
固い地面に背中をつけてみれば一目瞭然。
逆に言えば、
眠りが浅い人はほぼ例外なく背中が地面に着いていません。
身体の力を抜く。言葉で言うとこれだけですがこれが中々に難しいものです。
眠るときには、力を抜いていると思っている傾向があります。
半分は合っていて、半分は疑問が残るもの。
部分的には緊張が残っていることが多いです。
緊張は、疲労回復の妨げになり、真の脱力からの深い眠りにも到達し辛いものでもあります。
気持ちだけで脱力することは難しいので、まずは身体の脱力から会得する。
それが和立の効能の一つ。