身体的自由

足に羽が生えたような軽やかさを

日々の足取りが軽くなると言ったらそうなりたい人は多いのではないでしょうか?これを人為的に再現する事が出来るとしたら?そんな内容を書いてみたいと思います。

ざっと外を歩いている人を眺めていると、足取りが軽い人と足取りが重い人がいます。

何がどう違うか、具体的には説明できなくともその雰囲気は殆どの人が分かると思われます。

良いことがあった時は足に羽が生えた様に軽やかになったりします。

そして逆も然り。

イメージが湧きやすいあの状態のとき、身体の中ではどのような事が起きているか考察してみたいと思います。

一つは足裏の操作があげられます。

先ずは悪い状態を考察します。

心理や環境的に悪いことが起きているとき、足取りは重くなります。

それは、足裏の重心がベタッと全面に

ついており、足裏から身体までが繋がっていません。

繋がっていないということは、必要以上の力を使って歩く必要があるということです。

だから、無駄な力を使わなくてはならずに足が実際に重く感じるようになります。

それが雰囲気としても足取りが重く感じます。

逆に良いときはどうか。

足裏が着いてはいるが着いていない状態。

犬の機嫌の良い時の歩き方などとても分かりやすいです。

あの地面と足が接している時間が極端に短く、あの浮き浮きする雰囲気。

心が健やかだと、自然と身体全体が繋がります。

それは足裏にも影響し、程よい緊張状態になる。

足が軽く感じるのは、いつもより力を使わなくても足が自動的に動くから。

だから足取りが軽くなるのです。

心の作用が身体に作用する。

とするならば、

どれだけ負の感情があろうとも身体を繋げて足どりを軽くすれば、心が健やかになる。

どちらから作用しても良いし、出来るならばいつも両方出来ていることが自分の考える健康体の理想像です。

それが芯が出来ている状態。

そしてその状態は、柔軟に修復が可能なものでもあります。

芯を意識出来れば、心身をコントロール出来る。

足取りも然り。

選択肢はまたしても自身の中にあるものでした。