僕たちには身体を自然と守るシステムがあります。
その一つが身体の骨や筋などによるクッション性です。
何かがぶつかったり、何処かから落ちたりして身体に衝撃を受けたとしてもそこそこの怪我や痛みで収まるアレです。
今回はなぜ身体にクッション性があるかを考えたいと思います。
端的に抽象度を上げて言えば生命を守るためだと考えます。
小さくいえば、怪我等を防ぐためにそんな仕組みになっているのではないかと推測します。
もちろん、
人類が生きていく上で環境に適したものが生き残っていって結果このような仕組みになっているということは含まれているとは思いますが。
しかし、
基本的に人という物体は、骨があって筋があっておおよそは同じ器としての身体を持っています。
なので身体のクッション性もほぼ全ての人が等しく持つこの身体の仕組みでしょう。
ということは、
皆と違うことをしたければこの常識の外に出る必要があります。
その一つの方法として身体のクッション性を取り除くを提案します。
具体的な方法としては、型を決めて身体を一つのまとまりとして運用します。
身体のパーツ一つ一つは最初はバラバラになっています。
バラバラとは繋がっていない個々の身体の部分のことです。
優れたアスリートなどは上手く全身のパーツを繋げて小さいように見える動きで大きな力を使っています。
この用法を知りたくはありませんか?
では、
どうすれば全身の個々のパーツを繋げることが出来るのか。
そのヒントは人体のことを研究に研究しつくした知恵を借りるとその突破口が見えます。
その最たるものとして、武術の達人と呼ばれる動きに注目します。
そして、
その技術は一人の天才がふと昨日今日思いついたものではなく、何百年も前から生死に関わる防衛のために身体を研究に研究し尽くしたモノ。
基本や型にそのエキスがこれでもかという程詰まっています。
既に研究に研究を重ねた歴史があり、既に解明されているモノ。
如何に身体を最大限に使い切れるか。
発揮出来なければ戦で死ぬ。
そんな厳しい世界で嘘はありません。
と個人的には思います。
中には忍者に暗殺されないための生活の知恵なんかも聞いたことがあります。現代でいえば暗殺されないようにする心構えとして活かせる内容です。こちらは余談ですが(笑)
具体的には、
腕を腕だけとして使うか
腕を全身と繋げて使うか。
腕だけであれば、
5キロから10キロぐらいのものです。
それが繋げることにより、
身体全部であれば60キロぐらいにはなります。
エネルギーの総量としては後者の方が大きいに違いありません。
そして繋げ方もそう難しくはありません。
やってる人は既にやっていることでもあります。
言語化よりも体験してもらう方が手取り早い。
その場で出来るから
明日の戦場でも役立てるもの。
そんな知識や感覚を誰にでも分かりやすく伝えることが僕の仕事の一つだと思っています。