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身体の深部を点火させる

最近こんな気付きを

話してくれた仲間がいた。

【人を吹っ飛ばすには、

先ずは自分を吹っ飛ばす必要がある。】

それを聞いて

あぁ本当にそうだなと妙に納得しました。

運動的な意味で人を動かそうとしているとき、自分自身が動いていないのに相手が動くわけがない。

よくある、軽く動いているように見えるのに重い動き。

小さい動きで、大きなエネルギーが発生させる動き。

これは武術的な意味では理にかなっています。

大きく動くことは相手にバレてしまうので見た目だけ小さい動きに変換しているのです。

結果としては、小さい動きのように見えるが実は大きな動きが大元にはあります。

弱者が強者から逃げ延び生き残る術。

より大きいエネルギーの使い方が先にあり、それを残したまま如何に小さく見えなく行えるかが技術であると考えます。

なので、以前は人に見せるときにも自然と小さな動きになっていたように思います。

それを表面的にだけ見れば、そんな動かなくても出来るものなのだと錯覚してしまう恐れがあることに気づきました。

人に伝えるという時には、それが逆に仇になることが最近初めて理解出来ました。

実は、途轍もなく大きな力を内に秘め、軽やかに何事もなかったようにそれを実行する。

この逆の発想が必要だと思い実際に体感してもらうようにしました。

そうすると、一度でも体感した人の感想として、こんなにも動いていたのかという驚きの声をいただきました。

そうか、この感覚が見るだけでは伝わってなかったのかととても勉強になりました。

例えるなら、

身体の内部はマグマが煮えたぎっておりそれを外部に洩らさないあの感覚。

芯のある達人集団には、先ずはこの感覚を共有したい。

応用として、肉体的にある世界ならば精神的にももちろん応用可能な世界です。

燃えたぎる情熱を内に秘め、冷静に真っ直ぐに暮らしていく。

表裏一体とはよく言ったもので、

心身もそんな関係だと思います。

エネルギーの根源は意欲。

こうしたいという深部にある熱。

あとは点火すれば良い状態を保つだけ。