身体的自由

身体を作るか、技術を磨くか

タイトルの2つの内どちらが大切かと聞かれれば、両方とも大切だと答えます。ただどちらを先に手に入れる方が良いかと聞かれると必ず身体が作る方が先と答えます。このことについて書きたいと思います。

アスリートにとって、身体と技術は両方とも喉から手を出したいほど得難いものだと思います。

世間の意見も多く、指導者によっても変わり、時代によって流行があります。

特に最近の若いアスリートにとってはYouTubeなどの情報が星の数ほどあり何を選択して良いかとても難しいのではと感じます。

他には昔から変わらない問題として、本当に良いものを見つけたとしてもその時々の指導者がそれを良しとしないときがあり、良くないかもと思いつつもそれに従うしかないという風潮もまだまだ根強く残っているのではないでしょうか。

姿勢一つ、技術一つにとってもそこに根付かせることはとても難しいと感じるところです。

けれども本当に良いものであれば遠慮する必要なんてありません。

求める人には勿論伝えますし、例え求められていなかったとしてもなんとか機会を作って体験してもらい選択肢の一つとして認識してもらう。

それが姿勢と技術の両輪になります。

この両輪には、修めるべき順番が存在します。

それが身体が先、技術は後。というものです。

昨今は再現性や即効性が流行っており、一撃で、一発で、一瞬でというものが持て囃されます。

現代だけの話ではないかも知れませんが。

そういった秘伝も確かにあります。

けれどもそれは逆に言えば誰にでも出来ることであり、あとは知るか知らないかだけの話になります。

情報を漏らさないということはこのネット社会において難しく、ある方面では情報に価値はないと言っている人がいるくらいです。

技術は後からでも作れますが、身体は後からは作れません。

作ってもまたそこから技術をその身体で使えるために1から練習しなければいけないので同時進行は効率が悪いです。

また同時進行を始めると、大概の人は技術の方に走りがちです。

その方が短期的に見ると成果が現れやすいからです。

ただ少し長期目線で見ると、特に何も変わらないという層が一定数出てきます。

先ずは身体を作ること。

鍛えるではありません。大きくするでもありません。

本来の姿勢を作れる身体を取り戻すこと。

これにはその姿勢を知って、体現している人にしか伝えられません。

姿勢を伝える仲間を増やす、その理由にもなっています。

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