対策というもので大事なことの中に、起こさないための対策というものがあります。
言い換えると予防ともいうもの。
巷では、
うつらないためにうつさないために様々な対策をとっています。
または対策をとる準備を進めている。
現場で働く方々には、
頭が下がる思いしかありません。
何かしらの対策をとることは何もしないことより、遥かに多くの人が助かっていることだと思います。
しかし、
もう一つの対策については少し疑問が残ります。
それは、
何らかの事柄が実際に起きてしまったときの対策です。
起きてしまった方を考えることは、消極的だというような風潮がなんとなく感じられるような気がしてなりません。
もちろん予防が完璧で、何も不幸が起きなければそれが一番です。
しかしそれは楽観的すぎるのではないでしょうか。
間違いなく、明日、いや今日にでも事は起こる。
かもしれない。
けれど死なない限り、それでも人生は続きます。
事が起きても、それについての対策があれば予防をする心構えにも余裕が出ると思う。
起こさない対策と、
起きしまった後の対策。
この両輪があって初めて、落ち着いて危機を乗り越えられるのではないかと考えます。
全ての人が思う100%正しい事はないでしょう。
しかし、
発想と対策
そして行動があればなんとかなる。
不具合があれば
その都度アップデートするだけ。
福島原発での学び。
想定外の連発。
本当に想定外だったのか。
思考を停止したか、それはあり得ないとたかを括ったのか。
何事も絶対はないと肝に銘じることが大事。
阪神大震災で学んだ、この世に生きられる保証など何もないということ。
不安を持って生きていくより、
対策を取りつつあとは運命に委ねるくらいの心持ちが楽ではないかと思います。
向く方向は未来へ。
過去を振り返るのは、
今を乗り切ってからでも遅くないとそう信じています。