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Slow superlative

ゆっくり動くことは、

とても身体に良いと言われています。

リハビリの運動。

太極拳のようなゆっくりした動作。

ヨガのポーズの流れ。

生活の中でも

「ゆっくり!」と、

よく掛け声などでも使われます。

では何故ゆっくり動くことが

身体に良いことなのかを考察したいと思います。

まずは、

ゆっくり動くことによって、無理な負担が減ること。

身体が出来ていない時に、無理な動きを速く繰り返すことはあまりお勧めはできません。

自分も含めて、それで身体を壊してしまうことが多々あるからです。

身体を壊さずに、

正しい動きを再現する。

それには、ゆっくり正確に動くことが必要だと考えます。

それだけで

とても効率の良い運動にもなります。

何を求めるかにもよりますが、やった感や頑張った感を大きくするなら確かに速く動くことは効果が高いです。

しかし、やったことによる成果や結果を求めるならばゆっくり正確に動くことが

上達への近道だと信じています。

では正確な動きとはなんでしょうか?

ゆっくり動いているとき、動作のどの部分を切り取っても力強い身体であること。

それこそが、ゆっくり動く利点です。

なんとなく速く動くと、その一つ一つの動作を確認出来ない。

バランスが取れている身体であるか。

力が溜まっている状態なのか。

力が抜ける姿勢はないか。

それはゆっくり動くことからしか確認が出来ません。

そして、ゆっくり動いて出来ることは速くも動けるようになります。

その逆は難しいと考えます(笑)

試しに畳一枚分でいいので、3分間かけて歩いてみて下さい。

おそらくは3歩ぐらいですが、一歩の時間は約1分になる。

一切止まらずに、

ゆっくり動いて歩を進めます。

身体がどんなバランスで、脚を前に進めようとしているかとても面白い感覚を味わえると思います。

頭の位置は、

腕の位置は、

腰の位置は、

膝の位置は。

様々な要素が相まって

身体が存在している。

そんなことを思い出せる一つの方法です。

そして、このゆっくり動くという方法よりさらに良い方法があるとしたら?

それはゆっくりの最上級。

【動かないこと】

身体も壊さず、

場所も取らず、

血流も良くなり、

身体の動作の全てが変わる。

先にゆっくりが出来れば

速く出来ると書きました。

その先の話。

止まることが出来れば

ゆっくり動くことが出来きます。

まずは

立ち止まること。

言葉のあやではなく、

文字通り立って止まる。

立ち続ける。

そんなことを、

本気で続けていると芯が出来るのです。

身体的自由への第一歩です^_^