身体的自由

ステイタスは姿勢で測る

一般的にステイタスとは、社会的地位や身分のことをいうのではないでしょうか。しかしゲーム世代としてはRPGゲームなどでの主人公などの数値のことが思い浮かびます。その二つに共通する大事なことがあるので書きたいと思います。

前者のステイタスでは、

一昔前で言えば、高級車や高級時計、古いドラマでは競馬の馬主の飾り等があったように思います。

それが全てではないとはいえ、多くの人がそのようなブランドを求めていた時代が確かにあったように感じていました。

今はどうでしょうか。

個人的な主観でいえば、個人主義が拡大し自分の興味があることにより時間やお金を投じる傾向になったように思います。

全体的な流行りなどに余り価値をおかず、何かを持っているからといって羨むことも少なくなったのではないかと考えます。

例えば良い車、良い時計などなど。

その中で人として魅力がある人とはどんな人か考えてみました。

そうしたときに思い浮かぶのは、立つ様が格好良い人。

男女も問わず、歳も問わない。

芯の通っている人は、立つ姿自体が美しい。

お金のあるなしでは測れないステイタス。

もう一つの後者のステイタス。

強さ、

素早さ、

器用さ、

そして運の良さ等々。

その状態も姿勢を見れば把握できます。

一人一人が違う身体をそれぞれがどれだけ上手に使えているか。

身体を活かしきれない姿勢は、雰囲気で伝わるものです。

誰しも佇まいでその人なりを判断しています。

姿勢は人間を現す。といってもいいでしょう。

そして姿勢はその場で変えることが出来るものでもあります。

お金も、

時間も、

物も、

必要ありません。

自らの身体にとっての一番快適な姿勢を知ること。

それが出来れば、もう元に戻ることは不快そのものなのであり得なくなります。

姿勢そのものは深く、そして一瞬で変えることが出来る人の土台とも呼べるものです。

人のステイタスとは何か?と問われれば姿勢だと答えたいと思います。