最近の立芯道場での流行りの技の一つ、ほぼほぼ自身は動かずに相手を転がす(投げる)という事をしています。ということを聞くと嘘だと思いますか?嘘だと思考停止することによりチャンスを逃しているとしたらどう思いますか?今回はこれについて話したいと思います。
自身はほぼ動かずに相手を転がす。
そんな事が本当にできるのか?ということがまず疑問に持たれるところではないでしょうか。
これに対する解答としては、出来ます、しかも誰でも可能と答えたいと思います。
もちろんやり方やコツというものは存在しますが、誰でも今のままの身体で意識をそう持っていくことが出来たならという条件は付きます。
腕力があまり無い女性でも、子供でも同じ結果になります。
それくらいヒトの身体に元々備わった機能というものは素晴らしいの一言に尽きます。
しかし、人生の中でその様な事が出来るという体験はそうそうなかったのではないかと想像できます。
僕も同じく、二十歳前後の頃まではそんな世界が存在しているなんて信じてはいませんでした。
武術の本やかろうじて残っている映像では観たことがありましたが、恥ずかしながらやらせや嘘だと思っていました。
ただこれはしょうがない事だとも重々承知しています。
なぜなら本当に存在していることを知らなければ、それが真実かどうかは判断出来ないからです。
しかし判断出来ないから嘘だと思い込んでしまうのはこれも少し乱暴だなと今ならば感じます。
知らないだけ。
事実を事実と受け止める。
その上で機会があれば、進んで検証する。
その位の温度感が良い感じがします。
足取りを軽くすることによって、チャンスを逃さない。そんなイメージです。
思考は一度思い込むと、その考え方を覆すことは結構大変です。それは頭の中だけでなく、身体も同じことが言えます。
なので何事も極度に思い込まない。
常にフラットな状態に。
そして、様々な検証の結果これだ!と思うものがあればそれから全力投球を行う。
こんな順番でいいのではないでしょうか。
チャンスをモノにするためには、平常時はフラットな状態を保ち、目の前にあるチャンスには検証のつもりで先ずは飛び込むみ、本物だと確信すればさらに深く探究する。
知らないモノを批判せず肯定もせず。
目で見て、体感したものだけ信じていく。
そんな感覚をお勧めします。