わたしが講座で大切にしているのは、「感覚を伝えること」です。
身体の奥にある微細な違和感や、息づかいの変化。
それらは、言葉にしきれないものとして、体験の中でしか伝えられないことが多くあります。
けれど、一方で感じているのが、
「感覚だけでは届かない場面がある」という現実です。
特にオンラインでは、直接触れることも、間を共有することもできません。
だからこそ、わたしはロジカルに伝えることも大切にしています。
どこを意識すればよいのか。
なぜそう立つのか。
どうすれば呼吸が深くなるのか。
言語化と構造化を繰り返すことで、誰にでも伝わる形に落とし込んでいく。
感覚とロジック。
これはどちらが正しいというものではありません。
むしろ、それぞれが補い合い、支え合うことで、
初めて“再現性”のある学びが生まれてくるのだと思っています。
現代は情報にあふれ、
「言葉で理解する」ことが当たり前になっています。
だからこそ、感覚だけでは伝わりにくい時代です。
一方で、理屈だけでは本質に届かないというのも事実です。
わたしが目指しているのは、
“身体で感じたことを、言葉で届けられる人”になること。
そして、受け取った人が“自分の感覚”として再構築できるような伝え方です。
武術も、姿勢も、人生も。
感覚を伴わない理解では、どこか浮ついてしまう。
けれど、感覚だけで終わると、人にはなかなか伝わらない。
だからこそ、ロジカルさも必要なのです。
芯が通ったロジックは、人の中に静かに根を張ります。
その根があるからこそ、感覚は枝葉として自由に広がっていくのです。
立芯《旅する姿勢家》
わたしの公式LINEでは、身体感覚と論理の両面から姿勢を整えるヒントをお届けしています。
感覚派の方も、理論派の方も、自分のペースで深めていきたい方は、どうぞこちらからご登録ください。
感覚を言葉に、言葉を身体に戻す。
そんな学びの循環を、共に歩んでいきましょう。
