二兎を追うものは一途も得ずという言葉があります。これはある意味では合っていて、ある意味で間違っていると考えます。このことについて書きたいと思います。
僕は何の専門家なのか。
今のところ一言で表すものが思い付きません(笑)
これは商売人としては良くない状態ではないとは自覚してはいますが、いずれ良いものが降ってくるのではないかと思い自然に流しています。
ここで〇〇の専門家です!といえたならば、そのニーズの深く掘りながらその問題を抱えた人にダイレクトにささることになり問題解決に向けて進むことが出来ると思います。
まさしく、二兎を追う者は一兎も得ずです。
そこがフワッとしている限り、自分自身でもこれだということに絞ることが出来かねません。
見せ方として、商売人としては、この言葉はとても理解出来るものです。
しかし、
武術家としてはどうでしょうか。
個人的には柔軟に対応することが生き残る確率を上げることに繋がると思っています。
二兎を追って、両方捕まえる方法を考える。
その方がトータルとして最善な場合もあるでしょう。
技術も一つに拘らない。
稽古としては集中するときがあっても良いと思います。
むしろその方がその深淵に辿り着く早さが変わります。
ただその応用としては、それが駄目だった場合の次の手、さらには次の次の手が必要になります。
失敗が即命取りにならないように、B案、C案は普通に必要です。
二兎を追っても良いのです。
ただこれも瞬間的な判断の場面では、二兎を追う思考は邪魔になるときもあります。
一長一短のもの。
時と場合によって使い分ける器に成るためにも、バランス良く練っていきたいと思います。
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