最後に全力を出したのはいつ頃でしょうか？
ここで言う全力とは力一杯という意味ではなく、自身の身体を100%使うということを全力と定義します。
大人になって全力を出したことはありますか？
アスリートでもない限り中々そんな場面は少ないのではないかと思います。
時々子供の運動会などで急に全力疾走をして見事に転んでしまう親御さんもいますが、全力を出すにはその備えが必要だと考えます。
まずは全力に耐えうる身体。
子供の頃は自然と全力を使えていた人の方が多いと思いますかまた、身体も小さかったため自身にかかる負荷は小さいものです。
ですがその感覚をかすかに覚えていたとしても、子供の頃と同じように出来るかというとほぼ全員が違うと感じるところでしょう。
今の身体に適応した、姿勢が必要になります。
全力を出力しても壊れない身体が。
この様な話をすると、では筋トレで身体を鍛えるのですかという話しがよく出ますがこれは目的が違います。
ここで言う全力を出す為には、身体が壊れない姿勢が作られていて全てが繋がっている事が求められます。
筋トレはそれとは真逆で、身体の繋がりを分離させる目的のものになります。
局所的に負荷を与え、筋肉を増強させる。
基本的にはそれが筋トレの目的だからです。
踏ん張っていきんでいるあの状態はここで言う全力とは違います。
武術的な全力は、自身でも全くやった感がなくしっくりこないくらいの感覚です。
それでいて結果が伴うもの。
だからこそ弱者と呼ばれる者が強者に勝利する確率が上がります。
いつでも全力が出せる。
それは護身でもあり、健康とも言えるでしょう。
姿勢を極めればいつからでも全力が出せます。
死ぬまで全力が出せる人生にしたくはありませんか？
立芯《旅する姿勢家》
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