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全部出し切るという弊害

スポーツの世界でよく聞く

「全部出し切れ!」という言葉。

主に練習や試合でも使われ、

選手も悔いが残らないようにそうするだろうと思います。

そのシチュエーションで言われる限りそこになんの異論もありません。

しかし

生死を分つ場面において

それとは真逆の考え方があると考えます。

それは、

「常に余力を残して、緊急事態に備える」

があります。

どんな状況であろうとも、

それ以上の困難な場面がいつ起こるか分からない。

その際に、

本当の限界が来てしまっていては、

頭が、

身体が、

心が、

言う事を聞かず何も出来なくなってしまう。

それは死を意味します。

どんなに疲れた状況でも、打開できる体力を残す。

判断力を残す。

道具の予備も備える。

限界が来る前に撤退も視野に入れる。

仲間の限界も見極める。

そうする事が出来て初めて、

家に無事帰るという最終ミッションを遂行出来るでしょう。

出しきって限界を超えるのは練習のみ。

本番は何処までいっても

「永久に備える」をお勧めします。