健康的自由

出来るか出来ないかの世界は、残酷でもある

少し怖い表現かも知れませんが、武術における出来るか出来ないかの世界は努力が結果に結び付かないかも知れないという点である意味残酷な気がします。このことについて書きたいと思います。

努力すれば報われる。

ある意味正解でもあり、不正解でもある深い言葉。

大事なのは、努力を重ねる前にあるその方向性です。

なぜならば、間違った方向性のまま、それこそ死ぬほどの努力を重ねたとしても目標には到達し得ない道もあるからです。

この考え方の良いところは、

武術だけに留まらず資産運用や事業を行う上でも大事な考え方です。

シリコンバレー伝説の成功者であるナヴァル・ラヴィカントさんもそう言っていました。

「努力量」は勝負を決めない。方向を探り、定めよ

この言葉はとても真理をついているなと思います。

そして希望でもあると感じています。

なぜなら方向性さえ合っていれば、目的地まで辿り着くことが出来る。

あとはそのスピードだけという些細な問題だけの世界だからです。

目的地まで到達出来るかは、人生を終えるまでにその域に達するかどうかという世界観です。

僕の中での方向性とは、武術でいえばある技術が出来るようになることはマストだと考えます。

どんな技術にしても出来る様になってからが本番。

どれだけ下手であっていても、例えでいうなら自転車に乗れることが1番大事なことです。

その道を極めんとするならば、出来たところからが本当のスタート。

散々努力した結果、最後の最後にそれが出来る様になる。

それはそれで達成感や感動は途轍もないとは思いますが、それまでの道のりが僕なら不安で仕方がありません。

果たしてこの道はあっているのか、もしかしたら同じ所をグルグル回っているだけかも知れない。そして最終的には何も出来ずに終わってしまうかもしれない。

それだけはどうしても避けたいと思うので、先ずは出来ることをスタートとしてその精度を上げていくことを楽しみながら進んでいきたいと思います。

出来るか出来ないかの世界は、残酷でもあると共に希望でもあります。

これからも言語化や数多くの体験などを通して、僕なりの楽しみ方を皆さんに伝えていける様にしていけたらと思います。