前回テクニックは最後の1%というお話をさせていただきました。ということは99%の何かがあるということで芯ある身体がそれであるとお伝えしました。それではテクニックが不必要であるか?というとそうではありません。その1%のテクニック活用方法についてお話ししたいと思います。
1%と表現しましたテクニックですが、だからといって要らないもので決してありません。
順序として、
①芯ある身体を作って
②テクニックを習得する
この流れが鉄板ではないかと表現しているに過ぎません。
なぜこの順序が大切か詳しくお話ししたいと思います。
身体を作るとは?
そんな疑問も良く聞かれます。筋トレやランニング、ウエイトトレーニングの類いですか?とも聞かれますが僕の中ではそれらは全てテクニックに分類されます。
先ず前提として、今ある身体を本当に100%使い切れていますか?ということを問いかけます。
自身の身体と真剣に向き合って20年近くになりますが、未だ100%には程遠く感じます。
それぐらいこの身体は未知で興味深い代物です。
どれだけ優れたテクニックを持っていたとしても、身体が使い切れていなければそれは普通のテクニック止まりになってしまうでしょう。
同じ技術を与えたとして、
初心者の身体の人、
普通の身体の人、
優れた身体の人、
それぞれどのぐらいの結果が出るかは一目瞭然です。
例えばですが、使い切れているかとはまた違いますが大人と子供では身体の大きさが違います。出力の違いとして比べてみれば一目瞭然ですが、例え同じテクニックを持っていたとしても勝つのは大人だとは思いませんか?
超一流のスポーツマン選手がいたとして、どの競技でも活躍出来そうだと思う選手は身体能力が物を言ってはいませんか?
そしてその身体能力というものを神か天が与えた才能だと決めつけていませんか?
この身体を十二分に活用すれば誰でも世にいう天才や達人に近づくことが出来ます。
その為には先ずはこの身体を知ることから始める必要があります。
テクニックからでは、身体を練ることは出来ません。
しかし身体を練ることが出来れば、好きなジャンルのテクニックを知り、覚えて、実践することが出来ます。
しかも相当な高いレベルで。
テクニックというものは、人の行うことです。
なので本来誰でも再生可能だと考えます。
もし出来ないというものがあったとするなら、身体の回路が未発達で出来ない可能性が高いです。
身体がある程度練られている状態でのテクニック学習は、例えばYouTubeなどの動画を観るだけでもそうとうな情報量になります。
それだけで再生可能になるからです。
先ずは土台である芯のある身体の会得。
そこからテクニックを学び始めた時、さまざまな競技での本当の楽しみ方が始まると思います^_^