武術の世界には、無数の「型」が存在します。
動きの型、呼吸の型、立ち方の型。
それらは、過去の無数の先人たちが命をかけて磨き上げた、智慧の結晶でもあります。
わたしもまた、数えきれないほどの型を学び、身に刻んできました。
けれど、型はゴールではありません。
型に縛られた瞬間、それは生きた動きではなくなってしまいます。
本当に大切なのは、型を通り抜けた先に、自分自身に還ることだと感じています。
型に習い、型に倣い、そして型を超えていく。
そこに、本当の自由が生まれます。
正しい姿勢も同じです。
「こう立たねばならない」という意識に縛られすぎると、からだの自然な流れが失われます。
大切なのは、型を学びながらも、自分の内側にある感覚を信じること。
そして、静かに、芯から立つことです。
型を守るために立つのではなく、
己を生かすために立つ。
その感覚を掴んだとき、姿勢も、動きも、日常も、静かに変わり始めます。
型は必要です。
しかし、それを超えて、なお自分自身でいられるか。
それこそが、武の本質なのだと思います。
今日もまた、わたしは型を敬いながら、己に還る稽古を重ねていきたいと思います。
立芯《旅する姿勢家》
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あなたの中にある本来の力が、自然に花開きますように。
