姿勢矯正という言葉があります。今の姿勢を良くするための方法などのことを言うと思いますがこのことについて書きたいと思います。
姿勢矯正というと、今ある姿勢を外的な力で元の良い状態に戻すような意味合いがあるのではないでしょうか。
右肩が上がっているから、右肩を下げる。
左足に重心が偏っているなから、真ん中に戻すなどなど。
それは根本原因ではなく、部分的に修正しているだけにしか思えません。
そしてその方法はしばらくすると元に戻ります。
根本の原因が取り除かれてないからです。
では根本の原因はなんなのでしょうか?
それは人の身体を成り立たせている、土台から積み重ねていないことだと考えます。
対処療法では、その場その場では治っても、時間が経てば元に戻ってしまう。
その原因である土台を、ゼロから積み直す事が出来れば根本治療に近付くでしょう。
大きい視点から観て、部分から治すより0から積み重ねた方が結果早く良くなります。
ただ最初だけはハードルが高いことは正直なところです。
根本原因は、今の姿勢が間違っているかもしれないというところからがスタートだからです。
正しい姿勢が少しズレてきたから戻す。
ではありません。
そもそもの姿勢が正しくないとしたら、ズレるのは当たり前のことです。
そしてズレたまま何年何十年と過ごしていれば、勿論姿勢は崩れていきます。
それが不調となり、痛みとなり、不定愁訴や怪我として現れるのです。
ならば逆に最初から良い姿勢なら、その様な不調とは縁が無くなるとは思いませんか?
良い姿勢のヒントは武術にあります。
如何に効率的に強くなり、如何に大切な事を護れるかに特化したもの。
そして強さとは健康体そのものであると僕は考えます。
そしてなりよりも、習い始めに教わる姿勢そのものが究極の姿勢そのものです。
だから基礎が大切、基本が大事、立ち方3年などの言葉が今だに遺っているのではと思います。
ただ
正しい姿勢を身に付けるには、1回知るだけでは根本解決にはなりません。
そこは本当の事を知っている人に教わる事を強くお勧めしたいと思います。