孫子さんとは、中国で古来から伝わる兵法の大御所さんで物事の本質をつく言葉を数多く残されています。その汎用性は、戦だけにとらわれず、商売にも、生き方そのものにも通ずるものがあるので、たまに紹介がてら僕なりの解釈を書いてみたいと思います。
兵は国の大事なり。
兵とは軍隊のことを指しており、軍事は国の大事に通ずるものということでしょう。
基本的には国を護るためには(時には攻めることも)その「力の源」がとても重要であると考えます。
その源を兵と捉えて、兵の強弱いかんでその国が護られるか滅びるかが決まるということではないでしょうか。
だからこそ国の命運を分ける兵は、とても大事な存在であり兵なくしては国が成り立たないそれくらいのものだと想像が出来ます。
この感覚を、
国を《人生》と置き換え、
兵を《身体》に置き換えます。
身体は人生の大事なり
意味もそのままですが、違和感はありません。
人生の命運を分けるのは、身体である。本当にそう思います。
悔いなく人生を終える為には、身体の存在が不可欠であり、もっと言うならば健康な身体があるとより人生に深みが出るでしょう。
厳しい時代に生み出された兵法。
兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり
それぐらい兵の存在は貴重であったのだろうと想像します。
身体を疎かにしていませんか?
身体は優先順位のどれくらいに位置していますか?
滅びる前に気付いてあげることが大切であり、大事にしたいものですね。