歳を重ねても衰えない技術があるとしたら、それを欲しいと思うでしょうか?僕は人生を常に右肩上がりに楽しんでいきたいと思っていて、それは可能だと考えています。そんな身体の作り方について書いてみたいと思います。
残酷な真実の中には、歳を重ねると体力が落ちてくるということがあります。これは誰でも平等に訪れるもので、特に悲観するものではありません。
世間一般にいう体力というもので勝負すると考えるならば若者には勝てません(笑)
少なくとも、肉体的な強さや持久力、瞬発力というもので不利になっていくものです。
ただ、発想の転換ですが出来るか出来ないかという世界においては年齢は圧倒的な武器にもなり得ます。
なぜならば出来るための時間が、歳を重ねた分長くなるからです。
例えば自転車に乗るという技術は、乗れるか乗れないかの世界があります。
一度乗れると、その人はもう乗れなくなる事はまぁありません。
コレが出来るか出来ないかの世界観ではあるのですが、
武術の世界ではこの出来ることを永遠に増やし続けるという伝え方があります。
なので、
知らない人にはその技の原理が分かりません。
であるからこそ、小さい人間が大きい人間を投げ飛ばすというような光景が見られるのです。
あれは競っている結果ではありません。
知っているか知らないか。
そんな世界があるからこそ、そんな技術や身体を作り上げることには夢があります。
誰も知らないところに進んでいく楽しみ。
それら人と同じことをしないということとも言えます。
みんなが同じことをするならば、そこに横並びになるだけです。
これではあまり魅力がありません。
どれだけ尖って進んでいけるか。
そんな道があるならば、死ぬまで進んでいきたいと思うことは僕だけでしょうか。
衰えない技術や身体を練り上げる方法は存在します。
その方法は地味で継続が必要で、だからこそ誰もがやりたがらないことそのものです。
これを楽しいと思える心や場所があるならば、それだけで浪漫がある世界に辿り着けると思います。
そんな世界を共に歩んでくれる仲間が増えることを願っています。