人生の中には、次の準備が大半を締めます。幼稚園、小学校、中学校…常に次の段階へ進む準備を行い、それは社会に出てもずっと続くものです。それでは本番はいつ始まるのか?そんなところを書いてみたいと思います。
幼稚園に入ると、小学生になる準備が始まります。そして小学生になると、次の中学生になるための準備が始まります。
この準備の連鎖は、進めば進むほど永遠に続くのかと錯覚してしまいがちです。
子供の時代は大人への準備をし、社会に出たら出たでその中で如何に上?に上がってからどうするかを考えさせられます。
他の人と違わず過去には僕もその連鎖にまさに乗らされようとしていました。
それ以外の道を知らず、疑問が常にありつつも答えには辿り着けずに日々過ごしていました。
永遠に続くかと思っていた日常は、災害というものに全てをひっくり返されました。
一度死んだ様な経験をすると、この人生は既に始まっていたのだということを痛烈に思い出させてくれました。
死を身近に感じる事で、生を思い出すという事実。
今という現実は、いつか来る未来のための準備期間ではありません。
今この瞬間が「生」である。
そう思えた瞬間から、生きているということが如何に不自然であり、ただ生きているだけで幸運なことなんだと実感出来るようになりました。
今何かの準備をしている人に伝えたいことがあるしたら、さも当然かのように来ると思っている明日はもう2度と来ないかも知れないということを知っておいてほしいです。
今まさに生が尽きるかも知れない。
そして、
どれだけ長かろうともあと100年も生き続けている人はそうおらず、いつかは必ず100%起こる死によって人生は終わります。
ただ終わることは悪いこととは思えず、永遠の命がないからこそ、この瞬間瞬間に魂を燃焼することが出来るのではないかとも考えます。
特に漫画「火の鳥」手塚治虫著なんかを読んだら、永遠の命ほど孤独なものはないなと考えさせられたりしました。
準備だけの人生は今ここで終わりにしましょうという提案をしたいと思います。
もう既に一度きりの本番の舞台の上に、立っている状態が今の現実です。
周りの目を気にすることなく、自身のやりたい事をやりたい様にやる。その準備をするのではなく、今から始める。
成功も失敗も舞台の上では演出の一つ。
全ては最高のエンディングに向かうために必要なピースの一つ。
目が醒めましたか?
一度きりの人生を共に楽しみましょう!