真ん中、中心、核などなど、身体操作に限らずあらゆる事象において核心となることが多いワードになります。このことについて少し深掘りして書きたいと思います。
森羅万象において意識するべきは身体も心も真ん中がキモだと考えます。
なにかの事象に囚われ、本来のあるべき姿(真ん中)には程遠い心持ちにはならない様に常々そう心掛けるようにしています。
なぜなら芯がブレてしまうからです。
しかし、真ん中に居座り続けるというのも違う感じがします。
いつも正しい道を通れるかというとそうでもないのも人生の面白いところです。
迷って、
間違えて、
立ち止まって、
引き返して、
振り返りながらも、
なんとか前に進む。
そんな時でもしっかりと前を向くことが、真っ直ぐに進む力になる。
前とは未来のこと。
どれだけ道を逸れようとも、前に進んでいれば大きな視点では真っ直ぐだと思いませんか。
芯がブレていなければそれでいい。
いつか元に戻るからです。
芯とは根っこの部分。
ただしこの根っこが腐ってしまってはどうしようもありません。
常に水の様に流れ、滞らないように。
途中でブレていても、それに気付くことが出来ればそれでも構いません。
弱さを認める。
まずはそこから。
そこからしか見えないものもあります。
弱さにも色々とありますが、ほとんどは自分の心が創り出す幻のようなもの。
強さも言ってしまえば幻。
わざと弱くなる必要はありませんが弱さを理解することが本当の強さへの第一歩。
真ん中をただただ進むために、ブレない心と身体を練り上げる。
その過程こそが、真ん中を進むことそのものではないかとふと思ったりもします。
完全なる自由な中、自ら立って歩み続ける。
そして、その道は決して独りではありません。
縁を大切に、
これからも真ん中を歩み続けたいと思います。