ここに来て更に身体の気付きがありました。ある方向を見る時に、眼だけ動かして見ることと、首を回して見ることと身体の変化が顕著に違うことに今更ながらに気付きました。そのことについてシェアしたいと思います。
モノゴトを「観る」ということについて、深く掘り下げたいと思います。
見るという動作を思い浮かべて下さい。先ずは目線をそちらに向けるということがあると思います。
初心者はしっかりと見る。
中級者はピンポイントで見る。
上級者は全体をぼんやりと見る。
そんな段階があると考えます。
例えば野球で打球を打つとします。
習いたてのときは、とにかくよくボールを見て打つように言われます。
次に球種などを見極めたりする必要が出て来れば、どの段階でどうボールが変化するかなどピンポイントで見て判断するようになります。
上級者ともなると、どんな状況にでも対応出来るように全体を見て判断出来るようになってきます。
打撃系の格闘技も同じく、おそらくは様々な分野でも同じようなイメージではないでしょうか。
今回気付いたことは、その先の話。
モノゴトを眼では見ているものの、身体は本当に向き合っていますか?という部分のことになります。
端的にいうと、
目線だけでなく首もちゃんと回して相手と向き合っていますか?ということです。
人は生理的に、目線の向く方向に重心が移っていく生き物です。
前に進む為には前を向く、
横に進む為には横を向く。
当たり前といえば当たり前ですね。
ただ今回気付いたことは、目線の見える範囲は思っている以上に広範囲であり、言葉を言い換えれば首をあまり回さずに目だけで追って楽をして生活していませんかということ。
その楽をしてしまう行動を見つめ直しました。
首をしっかりと回して相手の方向を向き、視線と身体の力を一致させます。
そうすることにより、意識と身体がより強固に一致させることが出来るようになりました。
言葉で言えばただそれだけのこと。
当たり前といえば当たり前過ぎることではありますが、出来ていなかった。
要は身体の100パーセントを使いきれていなかった部分がまだあったということです。
ただこの気付きは身体の進化をする上ではたった1%の閃きにしか過ぎません。
けれども跳び上がりたくなるほど嬉しい閃きでもあります。
ここから全てを改善する。
站椿を見直す、
型を見直す、
生活全てを見直す。
「物理的に向き合う」
こんなことに気付くまでに何十年もかかりました(笑)
そしてこんなことだらけです。
これは
人類達人化計画にも入れたい、そんな貴重な発見です。