頭部の真下にある第一頸椎について、最近そこへのアプローチの話題が周りからよく聞くようになりましたのでこのことについて話したいと思います。
武術と施術。
両方の側面から見たとき、まるで足並みを揃えたかのようにピタッとはまる事がよくあります。
武術的には、第一頸椎を狙って衝撃を与えれば人は倒れるというものがあります。
施術的には、第一頸椎を狙ってアプローチすれば身体が一旦リセットされ改善方向に向かうというものがあります。
どちらにしても第一頸椎が要。
そしてそれは身をもって知ることが出来ます。
首が座るという表現があります。
生まれたての赤ちゃんが、しばらくして首が安定する頃のことです。
そしてこれは大人になってもいえることであると個人的には考えます。
最近感じることは首が座っていない大人が多いことです。
頭部の位置が正しい位置になければ、体だけでなく心も不安定になる人が多い。
それは、
第一頸椎に負担が掛かっているか、掛かっていないではないかとふと思うようになりました。
頭部を支えているものが首。
そしてその頭部と首の設置部分。
この流れが詰まることは感覚的にも良いとは思えません。
逆にここさえ、
流れを良くすれば身体にも心にも色々と良いことが起こりそうだ。
流れを通す方法は様々。
姿勢も一つ。
施術も一つ。
前を向くという心持ちも一つ。
気持ちよく立つということは、本当に健康に繋がっているなとつくづく感心します。
気持ちよく立つ姿勢の首は第一頸椎にとても優しい。
武術的にはここをなんとでも死守しなければならない。
そのことを知るだけでも生き残る一つの知恵になります。