僕の得意なこととして「継続」があります。
なんでそこまで出来るのか?
そのモチベーションはどこから来るのか?
飽きたり辛くなったりしないのか?
そんな質問をよく受けるので自身を振り返ってみました。
まず最初に思ったのは努力をしている感が全くありませんでした。
外からはどう見えるかは分かりませんが、僕にとっての行動とは腹が減ったからご飯を食べると同じ感覚です。
「立つ」ことを20年近く継続しているその原動力は、目標に対して満たされていない自身を満たすため、要は飢餓だということに今更ながらに気が付きました。
その先を見てみたい。
この身体が何処まで進化するか知りたい。
その欲が満たされていないから、満たそうと継続して器に水を注ぎ続ける。
そんな感覚でしょうか。
興味があまりないことや、簡単に出来ることはすぐに器に水が溜まってしまうのでそこで満足してしてしまいます。
ただその器が大きければ大きいほど、注ぐ水の量は沢山いります。
だからこそ、満たすためには継続が必要になる。
もっとも継続という意識は殆どなく、もっと食べたい、もっと知りたい、もっと理解したい、そんな欲を満たすための行為に過ぎません。
ただ一つ注意点としては、その器に穴が空いているかどうかです。
想像してもらいたいのですが、穴が空いている器にはいくら注いでも注いでも満たされることはありません。
こと身体に関して言えば、どれだけ鍛えてもどれだけ技術を覚えても姿勢が悪ければ器に穴が空いていることと同じです。
まずは小さくても良いので穴の空いていない器を作る。
そしてそこから好きなことややりたいことを自分のペースで注いでいく。
そうすればいつかはその器は大好きなことでいっぱいになり満たされるようになるでしょう。
僕はその時の飢餓感がとても大きいので、どうしても水を注ぐペースが早くなりがちです。
ですがそれでもいっぱいになるまでの時間が掛かるものに関しては、結果として継続しているように見えるでしょう。
腹が減ったら食べる。
眠たくなったら眠る。
上手くなりたかったら練習する。
全て同じです。
目的が壮大であればあるほど、満たし甲斐があります。
身体の神秘に関しては満たされることはないのではというところが現時点での予想です。
途轍もなく大きな器の何処まで水という知識と技術を注ぎ込めるのか。
これからも楽しみながら注いでいきたいと思います。
立芯《旅する姿勢家》
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