どの様な呼吸が良いですか?という質問を受けたき、決まって呼吸をとめないようにした方が良いですよと答えています。その理由を書いてみたいと思います。
誰しもが生まれた時から、当たり前のよう呼吸を行なっています。
しかも無意識にです。
生きている間は、呼吸が止まることはありません。
しかし果たして本当にそうでしょうか?
人間観察をしていると、呼吸が止まる瞬間というものが少なからずあります。
瞬間的という条件付きですが、誰しもがです。
それは、動いている瞬間というより、考え過ぎている時によく現れるものです。
頭で考え過ぎると、身体が止まる。と同時に呼吸も止まっている。
一声かけると、思い出したかのように呼吸をし始めます。
動き続けるためには、
行動し続けるためには、
呼吸を止めないことが一番効果的だと考えます。
緊急事態になればなるほど呼吸は止まるもの。
思考がパニックを起こして、身体自体が止まってしまうからです。
ここで大事なことが一つあります。
呼吸が止まってしまうということを意図的に思い出して、呼吸をし続けること。
そうすることによって、
視野が広くなり、冷静な判断を下せるようになり、身体が思うように動くようになるからです。
これは、どのような場面でも応用可能なもの。
逆に言えば、相手をコントロールする場面では逆のことを起こさせれば良いです。
武術なんかは如何に相手に力を出させず、判断力を失わせることが必須なもの。
文字通り
呼吸を止める。
を遂行する。
その極みだと思います。
要は呼吸を利用するということは、なんでも使えるということ。
健全に、
心地良く、
芯がブレずに生きていくためには、
心地いい呼吸を継続し続けること。
大きい場面も小さい場面も同じです。
上手くいっていないとき、自分はちゃんと呼吸をしているか?
ふとした瞬間にその事を思い出すとが出来ればきっと役に立つと思います。
