身体的自由

重力と友達になる

ブレない身体と心を作るということは、重力と友達になるということに等しいことです。このことについて書きたいと思います。

地上に対して、逆らわずに立つ。動く。

それはとても爽快な動き方になります。

この地球上に生まれ出た以上、重力からは逃れられません。

身体に重さという概念が在ることが、重力が作用している証拠です。

これは疑いようのない事実であり、死ぬまで重力とは付き合うものであることは覆ることはないと思います。

それにも関わらず重力に対して何の疑問もなく生活を行なっていると、それが普通であるが故に気にもならなくなります。

しかし、

スポーツやヨガ、筋トレや武術などを行う者にとって、重力が邪魔をして身体が思うように動かないという感覚に陥った経験はないでしょうか。

特に早い動き、もしくはゆっくりな動きの際、その感覚が顕著に現れます。

もし気にならなかったりしたとしても、身体では違和感などが残るものです。

無理な動きを継続して行うなら、気持ち悪さとともに身体の疲労が蓄積する。その果てには身体を壊すということも十分にあり得ます。

このことは、日常的に起きている事実であり、改善した方がいいことの一つであると感じるものです。

ある程度の負荷があることは、生きる上で仕方がありません。

しかし、

その負荷が何十年も継続的に行われていることは嘆かわしい。

いつか身体が痛みという悲鳴をあげることになるでしょう。

では逃れられない重力とどう向き合っていけばいいか?

それは

重力に対して歪みなく立つこと。

極力筋力を使わずに立つこと。

骨格で立つとも言えます。

筋力を使用する場面は、歪みが起きる緊急事態のみ。

それ以外は楽に生きることは可能です。

そんな軽やかな身体を持つ人を増やせればいいなと思います。

重力と常時闘うなんて疲れるだけ。

重力と友達になる。

敵はつくらない方が楽しい世界が待っていますよ。