普段から何気なく身体が行なっていることは、自身では中々自覚出来ないものです。実際にとても重要ではあるのですがあまり気にすることのない重心移動について書きたいと思います。
先日とてもいい質問をいただき、自身の行っていることをまた一つ言葉で理解しました。
質問とは足裏の重心に関してのこと。
その中で派生した重心移動の起点と終点についてが整理できました。
物事には始まりと終わりがあるように、重心移動にも始まりと終わりがあります。
その部分を明確にするかしないかによって動き出しの全てが決まるといっても過言ではありません。
要はスタートダッシュの準備が出来ているか出来ていないかという重要な部分。
細かくすれば多岐に渡りますが、大まかに人は二足歩行である前提で二本の足の重心を何処におくかを考察したいと思います。
普段の身体操作において何も考えず何となくで行っていることは多いと思います。
しかし、
日常の生活をする時にも、常にこの重心移動の起点と終点を繰り返しているということを知っておくと便利だと思います。
そこを曖昧にしておくと、咄嗟の時に身体が動かないというあまり良くない状態になりかねません。
芯をつくり、常に良い状態にしておくということは、良い姿勢ということだけではなく良い重心移動も含まれます。
現段階の一つの答えとして、まずはこの起点と終点を明確にすること。
そうすれば重心移動の途中という概念が鮮明になります。
鮮明になったところで、この重心移動の移動時間を極力短縮します。
普通の動きが、
1、2、3・・100と重心を移すとしたら、短縮の動きは、1から飛んで100になるイメージ。
間を抜く。
そのために必要なことは、常に片方が0、もう片方が100であること。
ここがキモになります。
常に始まりであり、
常に終わりでもある。
途中はありません。
中途半端が一番いけない。
という格言?があるように、身体の重心がどっちつかずの状態が何も出来なくあまりよろしくありません。
身体に迷いがある状態であり、イコール心にも迷いが生まれます。
逆に言えば、
心に迷いがない状態とは身体の重心が定まっている状態のことをいいます。
肉体と精神は繋がっているというある種の証明みたいなもの。
重心移動はとても深く、面白い。