人生論

休むチカラ

休むことは、弱さでしょうか。

怠けでしょうか。

それとも、後ろ向きな選択でしょうか。

かつてのわたしも、そう思っていた時期がありました。

とにかく動いて、進んで、頑張って。

止まってしまうことが、まるですべてを失うかのように感じていたのです。

でも今、はっきりと思います。

休むことには、大きなチカラがあると。

それは、ただ寝るとか、仕事を休むという意味だけではありません。

深く呼吸しなおすこと。

緊張をほどき、力を抜くこと。

焦りの声に飲まれず、静かに立ち止まること。

身体を通して見えてきたのは、

本当に前に進める人は、休むことが上手な人だということです。

わたしが伝えている姿勢も、常に力を入れ続けるわけではありません。

本当の姿勢は、抜くべきところにちゃんと“抜け”がある。

その中にこそ、安定や余裕、そして美しさが宿ります。

それは、生き方も同じなのだと思います。

「休むことは後退ではなく、静かな準備」

そう思えるようになると、心もずいぶん自由になります。

わたし自身、旅をしながら、稽古を重ねながら、

“休むこと”の奥深さを少しずつ学び直してきました。

止まることを恐れず、

休むことに許可を出し、

次にまた立ち上がるその日のために、

今日という日を、ゆっくり整える。

それが、わたしの大切にしている「休むチカラ」です。

立芯《旅する姿勢家》

 

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ちゃんと休める人こそ、ちゃんと生きられる。

そんな身体と言葉を、これからも分かち合っていきたいと思います。