人生論

休むことも稽古の内

真面目な人ほど、練習や稽古を休むことに罪悪感を持っていませんか?

「休んでいる間に差をつけられるのではないか」「努力が足りないのではないか」と、自分を追い込んでしまうかもしれません。

しかし、真の継続とは、ただ続けることではなく、休むタイミングを見極め、意図的に休むことの中にあります。

休むことは、稽古の中断ではなく、稽古の一部です。

どれほど優れた剣でも、研ぐことを怠れば刃こぼれします。

それと同じで、わたしたちの身体と心も、適切な休養がなければ、疲弊し、効率が落ちていきます。

疲れた状態で無理に続けた稽古は、新しい癖を生んだり、怪我の原因になったりするだけで、真の成長には繋がりません。

「一日一立(いちにちひとたち)」の稽古は、自分自身の「肚(はら)」と対話する時間です。

この対話を通して、心身の状態を冷静に把握し、「今は休むべき時だ」という内なる声を聞き分けることこそ、稽古の本質です。

休むことは、力を抜くこと。

力を抜くことで、長年の緊張が緩み、再び立つ時に、より深く、より安定した軸を見つけることができるのです。

休むことに罪悪感を持つ必要はありません。

休むことも稽古の内だと理解し、賢く休むことこそが、あなたの成長をたゆまず継続させるための、最も重要な技術です。

立芯《旅する姿勢家》

◎立芯の公式LINEでは、「1日1立」を暮らしに取り入れるヒントや、静かな時間を育てるための考え方をお届けしています。

日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。

ぜひこちらからご登録ください。

立芯の公式LINEはこちら

https://utage-system.com/line/open/plHHp6JPJn3m?mtid=K9XNld7RWG5D

◎立芯の初出版電子書籍

「世界一やさしい姿勢の極め方」

↓Amazon直リンク↓

https://amzn.asia/d/epZmi3p