健康的自由

丹田や肚は、力を込めるものではない

「肚を据える」や「丹田に力を入れる」といった言葉は、古くから日本人の精神性と深く結びついてきました。

しかし、多くの人がここで大きな勘違いをしています。

丹田や肚というものは、力を込めて固めるものではありません。

解剖学的な視点で見ても、体内に「丹田」という特定の臓器や筋肉の部位が存在するわけではないのです。

いわばそれは「概念」に近い存在。

それにもかかわらず、なぜこれほどまでに重要視されてきたのでしょうか。

それは、丹田が身体のすべてを一つに繋げる「鍵」となるからです。

イメージしてみてください。

糸電話の糸が弛んでいれば、声というエネルギーは相手に届きません。

逆に、力を込めて引っ張りすぎれば、糸は切れてしまいます。

必要なのは、絶妙なバランスで保たれた「張り」です。

肚も同じです。

筋肉を収縮させてガチガチに固める強さではなく、全身が連動するための最適な張力を持っている状態。

それが、真の「肚ができている」姿です。

もし「そこに在るもの」として意識が通っていなければ、糸が弛んだ糸電話のように、身体の繋がりは途切れてしまいます。

これを「肚が抜ける」と言います。

肚が抜けた状態では、いくら腕力を鍛えても、その力は全身に伝わらず、相手に響くこともありません。

では、どうすればその「絶妙な張り」を手にすることができるのか。

その答えこそが「正しく立つこと」にあります。

「一日一立」によって、余計な力みを削ぎ落とし、重力と調和する。

そのプロセスの中で、意識せずとも肚に気が満ち、全身がしなやかに繋がった状態が作られていきます。

力を入れるのではなく、整える。

「概念」である丹田が、あなたの身体を支える「確信」へと変わるまで、静かに立ち続けていきましょう。

立芯《旅する姿勢家》

立芯の公式LINEはこちら

https://utage-system.com/line/open/plHHp6JPJn3m?mtid=K9XNld7RWG5D

◎立芯の初出版電子書籍

「世界一やさしい姿勢の極め方」

↓Amazon直リンク↓

https://amzn.asia/d/epZmi3p

◎立芯の2冊目の出版電子書籍

「一生モノの姿勢術」

↓Amazon直リンク↓

https://www.amazon.co.jp/dp/B0G49BTQQZ