先手と後手という言葉は時々聞くかとは思います。しかし生活に落とし込んで活用するという発想自体があまりないのでないでしょうか。先手とは使わないことが勿体ないくらい良いものなのでここでお話ししたいと思います。
先(せん)とは。
進んでいく方向。
進むものの頭。
空間的に先立つ。
時間的に先立つ。
大体はこんな意味合いで使われているのではないかと思います。
ここで話したい意味合いは、進むものの頭という意味合いで考察したいと思います。
行動的な先で言えば、例えば普段の会話の出だし。
相手に伝えたいものがあり、それが少し困難な事柄だとします。
そんな時の、大事な大事な第一声がここでいう先。
相手がどう反応するかを予め予測して、
その反応を先回りしてこちら側の我を通す。
それは、時には強目な言葉でもあり、時には柔らか目な言葉でもあるかもしれません。
大切な視点は、相手のことを常に先に考えていること。
行き当たりばったりももちろんありですが、それだけでは対応が後手になる場合もあります。
様々な人間関係が円満になるための密かな策略として活用するならば、
先手をとり場をコントロールする。
枕をおさえる。
そんな表現も聞いたことがあります。
やる前から既に勝っている状態。
それは身体のコントロールでも同じこと。
その再現性と面白さはなんとも言えない感覚です。
先を理解し実践する。
このことによる価値は計り知れません。
ぜひ会得して欲しいことの一つです。