イチロー選手の言葉の中に、「判断には時間を掛けていい」というものがありました。これ自体は野球の守備での話でしたが、方向性を決める決断においてもとても重要な事ですのでこの事について書きたいと思います。
ボールが何処に落ちてくるのか。
野球の守備においてボールが飛んでくる場所はいつでもランダムに落ちてきます。
その判断は打った瞬間にしているように思いますが、時間を掛けても正しい判断をするように心掛けるということを話されていました。
これは本当に重要なことで、適当にここだと突っ走ってしまっては間違っていた時の方向転換はかなり困難になります。
特に間違ってはいけない場面、例えば命が掛かっている瞬間などは慎重に判断しなければなりません。
そんな時の気持ちは、目の前の問題をしっかりと捉えてゆっくりと判断すること。
その判断の早さを鍛えることを練習で補う。
これが練習の意義だと考えます。
また判断をしている時の姿勢もいつでも動ける状態で判断をするというものがありました。
これも同じで、ぼーっと立っていては判断した次の行動が出遅れてしまいます。
良い姿勢で待機して、判断を下す。
そうすれば迷いなく次の行動に移れます。
ただこの良い姿勢でというところが一番流されやすい所で、ここもとても大切な部分にはなりますがここで語ると趣旨がブレるのでまた今度にしたいとは思います。
ともあれ判断が先、行動は後というものは正しい順序の一つではないでしょうか。
本当の緊急事態であっても、落ち着いて判断することは大切です。
間違っていたら死という場面で、間違いは許されません。
その予備練習は行うに越したことはないでしょう。
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