粘土を一度もこねずに器を作ったら名器が生まれるでしょうか?刀を作る時数度打っただけで完成した刀は名刀になり得るでしょうか?当たり前といえば当たり前の真理。今回はこのことについてお話ししたいと思います。
何事も一流と呼ばれる人はすべからく努力をした人と認識しています。
どんな道にしてもです。
ただその努力については難しいと言うことをたまに聞きますが、果たして本当に難しいのかなと疑問に思うことがあります。
努力という言葉が嫌なことをやり続けるという意味であればそうであるかもしれません。
努力という言葉が好きなことをやり続けるということだとどうでしょうか。
そんな難しいものではないとは思いませんか。
しかもそれは大きなことでなくとも全然構いません。
大変なことを週に1回やるより、簡単なことを毎日した方がいずれ遠い所に辿り着けると思います。
欲に近い話にはなりますが、名器を造ると決めてその粘土をこねている作業。
この作業をただの作業として行うのか、名器を生み出した時の感動や達成感を想像しながら黙々と作業をするのか。
その器にはきっと熱量を掛けただけの魂が入っているでしょう。
ただただ行うのか、魂を込めて行うか。
決めるのは自身のモチベーション次第。
目標を明確にすることで、そこに向かって真っ直ぐに進むことが出来ます。
時間を掛ければかけるほど、より味の出る器が出来上がります。
これはどんな世界でも経験がある人ならわかるであろう感覚だと思います。
一度や二度で諦めず、何度でも挑戦して名器や名刀に匹敵する人生にしたいですね。