「”本物の夢”ちゅうのはな、自分と同じ痛みを持つ他者を救うことで、自分を救うことなんやで」著書【夢を叶えるゾウ0】よりby ガネーシャ
今回のシリーズは「人の夢」にフォーカスしたもので、先日読み終わりました。
所々に涙腺が緩むようなストーリが散りばめられ、それでいて声を出して笑ってしまうようなそんな面白い書籍でした。
夢を持たない主人公の人間に、なんとか夢を持たせようと翻弄する神様(ガネーシャ)。
だいぶ以前のドラマも好きで何回も観ましたが、神様の「おおきに」というセリフが好きでとても印象に残っています。
この本の中で神様のセリフ
「”本物の夢”ちゅうのはな、自分と同じ痛みを持つ他者を救うことで、自分を救うことなんやで」
このセリフを読んだ時に、こんなことを仕事に選ぶ人生が良いなと素直に思いました。
長い人生の中で訪れる、
不平不満、
不平等、
理不尽、
不自由。
こうだったら良いのに、
こうしたかった、
こうなりたかった、
こうして欲しかった。
一つや二つなんかではない数々の障壁。
程度の差はあれど、殆どの人が経験していることではないでしょうか?
それを嘆くのではなく、
不満を撒き散らすのではなく、
それを耐えるだけではなく、
そんな同じ様な悩みを持つ他者を救う。
確かにセリフの様にそんな他者を救う行動は、過去の自分とも向き合い諦めずに進む行為だと想像出来ます。
ましてやそれが仕事になるとしたら。
考えただけで血の温度が上昇してきます。
続けられない理由など吹っ飛び、働く時間感覚も消え去り、モチベーションの低下など考えられないような世界観。
僕が救いたかった自分は、身体の何たるかをなにも知らずにガムシャラに鍛えに鍛えた結果身体を壊し、もう何も出来ないのではないかと絶望しかけた過去の自分自身。
どうすれば身体壊れるか?はどうすれば身体が喜ぶかの裏返し。
どうすれば鍛えられるか?はどうすれば身体が繋がるかの延長上。
何も出来ない絶望感は、狭い世界で何も知らないだけという井の中の蛙状態なだけ。
そんな過去の自分の様な人にこそ、その時には知り得なかった本来の人間というものを伝えたいと切に思いました。
幸運にも武術と療術を知る縁に恵まれ、これを独り占めする理由はありません。
少しずつでも、この身体の可能性を伝え、自身の人生を最大限に謳歌していけるようなそんなシゴトを続けていきたいと思います。