昔は質より量という時代がありました。その後に量より質という風潮になってきたように感じます。どちらも正しく、どちらも間違いな気がしています。このことについて書いてみたいと思います。
昔といっても自身の子供の頃、そして親世代の話にはなりますが、何をするにしても量を美徳としていたように感じていました。
ランニングにしても、筋トレにしても、勉強にしても、そして食事にしても。
ただどれだけの時間を掛けたとしても、明らかにそれほど掛けていない同級生がその先にいっている姿を見て量だけを求めるのはどうなのかと考えるさせられることがしばしばありました。
時間は有限でもあり、結果が伴わないことを大量にやること自体はとても効率が悪いと考えます。
反対に質を考える上で、本当に重要な質とは?と突き詰めるとこれはこれで難しい問題に突き当たります。
正しいとは?
人の数だけ正解がある中で、質を求めるものそれが本物に当たるかどうかは指導者や運次第。
何が大切かを追い求めれば追い求めるほどある、答えが見えなくなっていった記憶があります。
このような
結果が伴わない「量」
本物か解らない「質」
この様な問題は、自身の中に基準がないからブレてしまうと考えます。
要は自身の心と身体が信じるに足る基準を持っていることが大切です。
外部からの情報を入れるときに基準を通して要不要を判断する。
そうすることによって初めて
「信じるに足る質を伴ったことに時間を掛ける」
ことが出来るようになるでしょう。
ここが分かればあとはやることは一つ。
質のあることを大量に重ねる。
あとはそのこと自体に掛ける時間が多ければ多いほど、目標となる場所に辿り着くことが出来ると思います。
掛けた時間に比例するモノとは、自分にとっての最適解の質のこと。
迷いなく積み重ねることは、楽しくて楽しくて仕方がありません。
やれば理想に近づくしかないのですから。
継続するとは辞められないほどに楽しいことの裏返し。
いずれは忍耐なども要らなくなる様なモノだと思っています。