最近、「もっと根っこから整えたい」
「形ではなく、中身を知りたい」
そんな声を耳にする機会が増えてきました。
これまでの時代は、効率やスピード、結果が重視される傾向にありました。
見た目の良さやわかりやすさが求められ、深く考えるよりも早く成果を出すことが正しいとされる空気もありました。
けれど、そうした表面的なものだけでは、どこか空虚になってしまう。
そのことに、多くの人がうすうす気づき始めているのだと思います。
武術も同じです。
ただ形をなぞっても、本当の動きにはなりません。
何を意図しているのか、どこに立っているのか、なぜその動きが必要なのか。
そういった“本質”を感じ、掴もうとしなければ、身体の芯には届きません。
そしてそれは、日常の姿勢にも、そのまま表れます。
わたしのもとに届く声の中には、表向きは「姿勢を整えたい」という言葉でも、
その奥に「もっと自分を信じて立ちたい」
「生き方を見直したい」
そんな想いが含まれていることがあります。
誰もが少しずつ、本質へと還っていこうとしている。
その動きは、静かで地味かもしれませんが、確かに広がってきているのを感じます。
本質を求めるということは、決して難しいことではありません。
ただ、自分の内側に耳を澄ませること。
芯のある言葉に触れること。
そして、静かに立ち続けること。
それだけで、自然と本質の方からこちらに近づいてくるように思うのです。
わたしもまた、これからもその声に応えられるよう、稽古を続けていきます。
立芯《旅する姿勢家》
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あなたの奥に眠る芯の声が、少しずつ目を覚ましていきますように。
