スポーツ界において力いっぱい行うことが正義という風潮があります。
しかし成果という意味ではそうではない場面が多々あることは皆さんの周知のとおりです。
力を込めてボールを投げると力を抜いてしなやかに投げるでは、力を抜いてしなやかに投げた方が速くキレが出ます。
バットやグラブを振るにしても
水泳で水をかぐにしても
走るにしても
そして立つにしてもです。
身体操作において一般的な力を込めて何かを行うことは、
疲れる割に成果が伴いません。
理想は本人は楽でありながら、エネルギーは高く、効果が上がること。
この方向性を突き進むことが生涯にわたって健康で豊かな人生を歩むコツといっても良いものになります。
日本人は全力で行うというと、抜け目なく手を抜かずサボらずやり続けることを全力イメージしがちです。
ここで問題なのは全力でやることにフォーカスをし過ぎて成果を求めないというところになります。
全力でやってるから大丈夫。
成果が出ないのはサボっているからだ。
この様な考え方だけでは、やった感だけが先行しいつまで経っても上達はしないでしょう。
楽をすることに罪悪感をなくしましょう。
楽は正義です。
個人的な感覚としては、最初が楽でどんどんとキツくなってくるのは危険であり、最初は難しくともどんどん楽になっていく方向性をお勧めします。
疲れずに自由に動けて、より大きな力を発揮できるようになることは十分可能です。
武術の進む道は楽しい道だということをこれからも知ってもらいたいと思います。
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