身体的自由

殺気は必要?それとも不要?

殺気を出せと言われても…難しい指摘ですよね。殺気について思う事を言語化してみました。

  • 殺気は必須?
  • 殺気がバレると対処されやすい
  • 最終的には殺気は無用

武術を散々やってきて思うことは最終的には殺気を失くす努力が必要、もしくは最小限に抑えることが必須ではないかという答えに落ち着きます。

殺気があれば相手はどうなるでしょうか?

その恐怖で身体は固まったり興奮したりして、殺気を感じた相手はより警戒し慎重になるでしょう。

そうなると制圧することはより難しくなります。

殺気がないのに、いつの間にか間合いに入られ攻撃を入れられる。

それが武術における一つの到達点ではないかと思うのです。

殺気があれば相手にバレやすいです。

気配がなければないほど僕は逆に怖いと感じます。

何をされるか分からない恐怖。

それなりに弱い敵ならば、それなりの殺気でビビらせることも出来るでしょう。

ただ本当の暴力を振るう輩は殺気に当てられることは慣れています。

だから対応されてしまいやすいと考えます。

それでは護身として少し心許ない。

相手が拍子抜けするくらい心穏やかに、それでいて津波の様に技が決まる。

そのためには自身の殺気は観えないに越したことはありません。

そしてそれは基本的には努力でなんとかするモノですが、時々最初から殺気を持ってない人がいることはとても尊敬に値します。

殺気だらけの凡人は、そんな境地を目指して日々稽古に励みたいと思います^_^